令和3年度 愛媛県地盤工学研究会 第一回学術講演会

令和3年度愛媛県地盤工学研究会

第一回学術講演会のご案内

地盤工学会四国支部

愛媛県地盤工学研究会

CO2は地球温暖化の原因となる温室効果ガスであり,その排出量を削減するための有望な技術の1つに炭酸塩鉱物化(Mineral
carbonation)があります。今回ご講演いただくHamed Abdeh Keykha先生(イラン)は,軟質地盤の改良技術が専門ですが,最近はCO 2の環境地盤工学への応用に取り組んでいます。今回の講演では,CO2
固定化による鉱物(安定化材)の製造方法と利用について,次の3つの話題を提供していただきます。①安定化材として,炭酸塩鉱物のCaCO 3,MgCO3,FeCO3
を短時間で製造する方法を紹介し,粉塵安定化材や地盤固化材として利用できることを述べます。②前記した炭酸塩鉱物として処理した粘土と,空気中の粉塵を処理したものについて,室内および現場で地盤工学的特性について調査し,地盤の力学的特性が改善されたことを説明します。③CO 2を利用した地盤の鉛汚染については,PbCO3を生成させて地盤から除去する方法について紹介します。

炭酸塩鉱物化は,カーボンニュートラルを実現するために注目されている技術の一つです。最新の研究動向についてのお話が聞けるまたとない機会です。ふるってご参加くださいますようご案内いたします。なお,今回は対面・オンラインによるハイブリッド形式で実施したします。

主催:地盤工学会四国支部愛媛県地盤工学研究会

日時:令和3年7月20日(火)16:00~17:00

会場:【対面形式】愛媛大学 工学部2号館3階 PBL演習室345

【オンライン形式】オンライン形式でお申込みされた方にリンク先情報をお伝えします

講演:Hamed Abdeh Keykha(Buein Zahra Technical University、イラン)

「The Study of CO2 capturing for soil improvement, dust
suppression and water decontamination of lead」

言語:英語

参加料:無料

CPDポイント:1.0(※対面参加の方のみポイント付与します)

参加申込み/問合わせ先

「講演会参加申し込み(対面)」または「講演会参加申し込み(オンライン)」と明記の上、所属、氏名、連絡先(TEL,e-mail)を添えて、下記までメールでお申し込み下さい。

※締め切り 7月13日(火)

愛媛大学工学部環境建設工学科 陣内尚子 jin@cee.ehime-u.ac.jp TEL:089-927-9820

R3年度第1回学術講演会